【写真】軽井沢千住博美術館/西沢立衛建築設計事務所

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 四季の移ろいまでもが作品の一つとなる、何度でも訪れたくなる美術館です。長野県は軽井沢千住博美術館におじゃま。
 いつも建物をおじゃまさせてもらう際、その敷地内の植栽が最も見栄する時期を選んで狙い撃ちで行っているのですが(桜があれば春とか、紅葉が見事であれば秋とか。普通に9か月とか我慢しています。)、こちらの美術館はいつおじゃまさせてもらおうか本当に迷いました。いろんな写真は拝見したものの碧々とした夏場はテッパンだろうと考えていましたが、あえて初冬に行くのも良いのではと思って11月に!

 去年紹介しましたが、11月下旬に撮影解禁日(モバイル機器のみ)というありがたい期間があったためおじゃましたときの写真です。行くのも初めてだったのでわくわくです。

建物

 外観の看板。これなにをイメージして型どったのだろうと思っていたのですが、後日わかりました。平面図で見たときの建物外形です。

館内マップ

Photo from 軽井沢千住博美術館

 入場券はエントランスのスペースで自販機で買います。この6畳分弱のスペースに傘立て、ロッカーといろいろ詰め込んでいました。

 これだけエントランスに備品を追いやったんだから、中は期待できるんですよね? という問いに対して、中は完全に約束された素晴らしい空間となっていました。

 実際に入場するとやや気になる程度ですが、図面でみるとかなりの勾配に造られていることがわかります。
 車椅子の方は厳しい気がする。

 なんと言っても特徴的なのは、点在するこの円形のガラスと点在する中庭でしょう。
 これどうやって入んねん、はしご使って屋根からいちいちはしごで降りて・・・なんてアナログなこと想像していましたが、ちゃんとドアがついています。そんなはずないですよね。(笑)

 冬はかなり寒いですから結露の考慮でしょうか、水の流れるところも確保されています。

 床はコンクリートのみで寒い日に来ると更に殺風景さが増しますが、所々に弧を描くベンチがあるのが嬉しい。心が温まります。本当に1枚1枚の作品と向き合って、じっくり鑑賞できます。

 見どころのひとつにプロジェクションアート「四季」というインスタレーションがあります。撮影禁止ですが。これには見入ってしまいました。平日の夕方におじゃましたので貸し切り。プロジェクトマッピングをうまく使って滝の移ろいを表現していましたが、こういった最近の技術を積極的に取り入れたインスタレーションはとても好感触ですし、私みたいな気持ちはクリエイターのはしきれのような者には刺激的です。

 忘れがちですが、外周のも散策できますのでお忘れなく。白樺の樹がですね、これまた立派なのです。夏に来るのがベターかなと思っていたのですが、白樺とかをみると冬に来るのもこれはこれでいいなと思えます。

 最後に、私だけではないと思うのですが、SANAAの作品は多くが外と中の境界を曖昧にすることを意図してガラス張りで造られていることが多いのですが、こういった小規模の作品では必ずと行っていいほどカーテンがかけられています。作品をただで見られてしまうなど考慮はあるのですが、なにか建物というアートワークにとも調和を考慮してもらえるとより嬉しい気がします。まあ所詮理想論だとはわかっていますが、妥協せず理想を追うのは美術家の大切な要素でもあると思います。

見学:撮影許可

撮影:屋外はOK。屋内はNG、ただし指定の開放日はOK。
見学:入場料を払う。

Shape of big plate is same the building from above view.

ギャラリー

Exterior view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Exterior view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Birch in garden, Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Exterior view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Exterior view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Exterior view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Entrance door of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Details of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Details of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Indoor view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館) Exterior view of Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館)

建物概要

Hiroshi Senju Museum Karuizawa (軽井沢千住博美術館).
Architect : Ryue Nishizawa (設計:西沢立衛建築設計事務所).
Contractor : Shimizu Corporation (施工:清水建設、笹沢建設JV).
Completed : 2011 (竣工:2011年).
Structured : Steel frames (構造:鉄骨造).
Costs* : million USD (総工費:約億円). *USD/JPY=100.00
Use : Art museum (用途:美術館).
Height : ft (高さ:m).
Floor : 1 (階数:地上1階).
Owner : (発注者:).
Floor area : 22,800 sq.ft. (延床面積:2118.26㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Site area : 107,639 sq.ft. (敷地面積:10,000㎡).
Location : 815 Nagakuwa, Karuizawa Town, Kitasaku-gun, Nagano, Japan (所在地:日本国長野県北佐久郡軽井沢町長倉815).

施設情報 (Admission)

営業時間:9:30 – 17:00 最終入場は16:30 (Opening hours)
休館日:火曜定休。但し祝日の場合と、GW、7〜9月は開館。冬期休館:12月26日より2月末日。 (Closing day)
入場料:1,200円。 (Admission fee)

アクセス (Access)

【バス】西武バス観光 急行 塩沢湖線『風越公園』行き
区間:軽井沢駅 → 塩沢
運賃:410円
時間:約20分

※2019年4月15日現在の情報。念のため公式サイトをご確認ください。

使用機材

SONY XPERIA Z3

参考サイト

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