【CG】UE4上でSpeed Level Designして造った建物をCities: Skylinesにインポートする【ゲーム】
インポートファイルの配置
fbxとpngファイルを所定の場所に置かねばなりません。
Windows版であればC:\Users\%username%\AppData\Local\Colossal Order\Cities_Skylines\Addons\フォルダに配置します。
初めての方はImportフォルダが存在しないでしょうから、自分で新規作成します。
ファイル名を確認しましょう。ネーミングルールがありますのでそれに従います。
・FBX: 基本は何でもいいです。※
・png: FBXのファイル名に依存します。今回はHexagonal.fbxなので以下のようにします。
Hexagonal.fbx
Hexagonal_d.png ・・・FBXのファイル名プラス『_d』をつける。
※:FBXのファイル名に『_』(アンダーバー)を含めるとだめっぽい? Cities側で失敗した。
※:『_d』の部分は大文字にするとインポート失敗します。必ず小文字に。
Cities: Skylinesでインポート
ついにきました。Cities: Skylinesを起動しましょう。
[ツール]→[アセットエディタ]→[新規]を選択。テーマは何でもいいです。数十秒くらいロードが行われます。
するとアセットエディタが開かれます。今回は建物ですから[建物]を選択。
ベースとする建物情報を選べます。具体的には建物のパラメータ値や属性の種類を引っ張ってこれます。
今回の建物は…『美術館』ということにしようと思います。ということで[教育機関]→[図書館]をテンプレートにしてみました。
次に進むと、どのファイルをインポートするかを選択できます。ここでHexagonal.fbxを選択しましょう。プレビューが表示されると思います。
ここで何も表示されないときはBlenderでの出力処理が失敗しているので、エクスポートの設定を見直してください。
Hexagonal.fbxを選択して、[続き]を押します。
するとだだっ広いマップにぽつんとオブジェクトが配置されています。編集開始です。
この画面では主に駐車場や樹木などを追加配置して、建物の消費電力や収容人数などのデータを設定します。
●グリッド
実際に配置するときに要求されるサイズ。建物とサイズ感があっていない場合があるのでグリッド数を調整します。
ちなみに1グリッドは8m。今回の建物は40mくらいなので、5グリッドくらいのサイズになっていれば正しいスケールでインポートできています。
●点景の追加配置
この画面でベンチや植栽、駐車場などを配置できます。ツール上のこれらの点景を配置すると、これらのアイテムはゲーム上で市民がちゃんと利用してくれるので可能な限り点景は自作しない方が良いです。建物だけにするべき。
・ベンチやテーブルなどがあると市民が寄ってきます。
・街灯は夜になるとちゃんと点きます。
あと、色々試しましたが以下は必ず置いたほうがよさそうです。
・建物の入口マーカー : 実際に人がここに移動して、消えたり登場します。
・人が集まる場所マーカー : 意図的にこの場所に人が集まるので見ててテンション上がります。
・駐車場マーカー : 実際に車が停まります。※
※よくわかりませんがたまに[駐車場のプロップ]と[駐車場のマーカー]の2つ重ねて置かないと機能しないことがある。陥った場合は作り直したほうがいいかも。
●Cities上での各種データを設定
は有効範囲
は注目度です。
図書館だと[来場者のカウント]が決められるので多めにしました。
・あとは消費電力、水道量、設置料、維持費、アンロック条件などいろいろ決められますが、こだわりがなければテンプレと同じでいい気がします。
ここの表示項目は学校や病院だと[収容人数]などに変化します。
私はMなので、収容人数がデフォルト図書館の有効範囲が100であれば120とかに拡大しますが、設置費用なども1.5倍とかにしています。
注目度は150とかなり高めに。だって注目の建物ですから!
●ゲーム上でのサムネイル画像の設定
サムネもアセットエディタ上で完結します。一番右のボタンを押すとサムネの画像を撮影できます。3つあるのでとりあえず3つやっておけばOKです。
●セーブと名称、説明文の設定
これで完成。右上の設定ボタンから[データのセーブ]で保存します。
セーブ画面でファイル名の他に、建物の「名称」と「説明文」を任意で設定できます。
「籠目ミュージアム」としてみました。
完成
ついに! 全部終わりました。ゲームを開始しましょう。
今回は図書館として登録しましたので、教育機関を選択すると、一番右に増えていると思います。
配置しましょう! 注目度150は効果強い!
付近にバス停などをひいてみました。しばらくすると人が集まってきます。集合場所に人が寄ってくること、駐車場に車が止まるか、建物に市民がちゃんと出入りできるかを確認しましょう。
今度は過去の作品もやってみようかな。SANAA風の展示スペースとか前に造っているし。
今回取り上げた作品は公開しますのでよければインポートしてみてください。すぐできます。フィードバックとかもらえると嬉しいです。
ではではみなさんも楽しんでいきましょう。
2 thoughts on “【CG】UE4上でSpeed Level Designして造った建物をCities: Skylinesにインポートする【ゲーム】”