【写真】せんだいメディアテーク/伊東豊雄建築設計事務所

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 行こう行こう思っててなかなか機会がなくて時が過ぎ、やっとおじゃますることができました。伊東豊雄氏の代表作です。


杜の都の世界的建築

 杜の都の名のとおりの青々しい木が整然としげる並木道にガラス張りのメディアテークがありました。夏に行ったからなおさら木も人も生き生きしていて、太陽も眩しいです。

General view of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)

 当時あまりにもユニークで一部からは疑問視されていたようですが、開館するや仙台市民が誇る世界に知られた建築として完全に認められています。
General view of interior of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)
 構造担当は佐々木睦朗氏。そうそう、こちらで先日紹介したぐりんぐりん、十和田市現代美術館、ヨシダ印刷東京本社、Junko Fukutake Hall、金沢21世紀美術館や熊野古道なかへち美術館などの構造担当も佐々木氏なんですよね。

 1フロアがかなり広い。それにもかかわらずチューブ状の柱がちょこちょこあるだけで建物を支えている。本数は計13本。そのうちぶっといのが4本、残る9本は細い。細いとは言えどチューブに注目するとなかなか力強い存在かもしれない。伊東氏本人も「施工現場に行って柱を見るとおもったよりも力強かった。」と語っています。
Details of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)

 当時、一部の方からは全面ガラス張りで見たこともないような柱があちこちにあるだけの建物なんて安全面を度外視しているだろうみたいなことを言われていたようですが、実際に東日本大震災が起こっても7階の天井パネルが崩落し設備がめちゃくちゃになっただけで、基本構造はまったく問題なかったのです。このクネクネしたチューブが免震の役割を果たしているそうですが、当時は免震技術が出てきたばかりだったそうで、そんな時代にこんだけ攻めた”魅せる免震”を適用してしまうあたりも驚きです。奇しくも震災がその効果を証明したわけですが。ちなみに今でもメディアテーク7階に震災直後の写真が展示されています。
A joint part of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)

破損した7階天井の取り外しから撤去作業

整理を終えた直後に再び落下した書籍

Photo from 3がつ11にちをわすれないためにセンター – せんだいメディアテーク

 最上階までいかずともチューブから光が差し込んでくるのがわかります。構造柱の芯から自然光が入るなんてこんなのみたことがありません。
Ceiling of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)

 ベンチもなかなかエッジが効いていてかっこいい。細かいところまで凝りに凝っているなあ。

Chairs of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)

 南側のチューブ数本はエレベータが通り、人々の動線となっています。しかも1本は螺旋階段になっていて、なんて合理的な作りなんでしょう。もっとすごいのは、階段の昇り降りがちょっとウキウキして楽しかった点。見るだけでうんざりする階段を配置ひとつで高揚させてくれる。こんなデザイン他にありますか。
Indoor on 1st floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)


撮影許可

 館内1階入ってすぐのインフォメーションの方に話せばプレスシールをもらえます。受付の方も手慣れたものです。さすが超有名建築物。
 今までと違うのが、撮影許可のシールを貼っている人のまじで1/3くらいは外国人でした。中には20名ほどの海外視察団も2組くらいいたんですよ。さすが超有名建築物。
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Exterior wall is glassed material, two layered curtain wall.


ギャラリー

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Photograph permission sticker for Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) General view of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) General view of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Exterior view of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Structures of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Structures of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Details of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Details of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Study space on 4th floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Chairs of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) 7th floor in Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) 7th floor in Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Ceiling of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) A joint part of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Pillars in Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) 5th floor in Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Pillars in Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) General view of interior of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Study space on 4th floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Study space on 4th floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Indoor on 3rd floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Indoor on 3rd floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Indoor on 3rd floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Indoor on 3rd floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Details of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Details of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) 5th floor in Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Indoor on 2nd floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク) Indoor on 1st floor of Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク)


建物概要

Sendai Mediatheque (せんだいメディアテーク).
Architect : Toyo Ito & Associates, Architects (設計:伊東豊雄建築設計事務所).
Contractor : Kumagayagumi Corporation (施工:熊谷組、竹中工務店、安藤建設、橋本JV.
Completed : 10 August 2000 (竣工:2000年8月10日).
Structured : Steel frames (構造:鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造).
Costs : $130 million (総工費:約130億円).
Use : Public hall, Library (用途:市民、図書館).
Height : 118 ft (高さ:36.49m).
Floor : 7 (階数:地下2階、地上7階).
Floor area : 233,384 sq.ft. (延床面積:21682.15㎡).
Building area : 31,571 sq.ft. (建築面積:2933.12㎡).
Site area : 42,503 sq.ft. (敷地面積:3948.72㎡).
Location : 2-1 Kasugamachi, Aoba Ward, Sendai City, Miyagi, Japan (所在地:日本国宮城県仙台市青葉区春日町2-1).


使用機材

Nikon D600
Tamron SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD

Adobe Photoshop
Adobe Photoshop Lightroom
   


参考サイト

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