【話題】三宮駅前の再開発「雲井通5丁目地区再整備事業」のデザイン監修に坂茂氏を起用

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 兵庫県で最も利用者の多い駅といえば三宮駅ですが、東口にて大規模再開発が計画されています。対象地区面積は12,000㎡。場所はミント神戸の2つ裏のブロックで、お役所が集まっているところです。
 商業施設、多目的ホール、オフィス、図書館、ホテルを含む複合施設を開発する計画を9月11日に市が公表しました。

 三菱地所グループを優先交渉権者に選定し三菱倉庫、神鋼不動産、東畑建築事務所、再開発評価の5社で共同するとのこと。
 デザイン監修者は坂茂氏にほぼ決定のようで。ローカル路線バス乗り継ぎの旅では、三宮駅はけっこうスルッと抜けるのでバスの巨大ターミナルという印象がちょっとなかったのですが関西圏きっての規模だそうです。



コンセプトは「神戸を世界とつなぐ、未来へつなぐ、次世代の都心創造プロジェクト」

 本プロジェクトは「つなぐ」がキーワードのようです。未来へつなぐ、都市機能をつなぐ、街の賑わいをつなぐ、価値をつなぐと4つ提示しています。

 外観はアースカラーのタイル張りのような外壁と、ガラス張りの組み合わせでできているみたいです。パッと見、東京ミッドタウンをコンパクトにしたような印象。特にタワー棟とか。(ミッドタウンは三井系だからこれ以上言いません。)

 

 内観は、坂氏が監修するとなると木材の利用が多くなりそうだと伺わせるような空間になりそうでしょうか。来年の計画決定にももう少し緑や木を感じるイメージパースに仕上がってくるのではないでしょうか。
  

 ライブラリなんかも期待したいですね、親しみやすい感じになるとよりよいかなあと。

 まだ公開内容はコンセプトベースしかないのでなんとも言えませんが、
・下層部は駅前バスターミナルのための付随的な機能として造られるようです。
・中層部はオフィス。下の方の階は若い企業に開放するみたいです。
・上層部はホテルとのことですが、どこが参入するかは未定
のようです。。フロア割りとしては今もっともよく見かけるタイプです。

 下層部の1、2Fエリアはだいたいイメージはできあがっているようです。先述のとおり主にバスターミナルの拡張機能を担うのかなという印象です。

 プロジェクトは2019年度に内容を決定し、2020年度に着工、2015年度に竣工予定とのことです。先は長いが待ちましょう。





参考サイト

三菱地所グループと坂茂氏がタッグ、三宮駅前の大規模再開発の詳細明らかに – 日経XTECH
雲井通5丁目地区再整備事業 – 神戸市
神戸市・三宮における「雲井通5丁目地区再整備事業」事業協力者の優先交渉権者に選定 – 三菱地所

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