【写真】ニプロハチ公ドーム(大館樹海ドーム)/伊東豊雄建築設計事務所、竹中工務店

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 夏の終わり、都内では歩くだけで汗ばむほどの残暑だというのに秋田は夕方になると長袖でも若干寒いほどの気候の違いに日本の旅の楽しさを感じます。ところで秋田市から更に2時間ほど北に向かうと大館市があるわけですが、この地に更に木造のドームとして世界最大級の規模を誇りつつもデザインも最高に美しいニプロハチ公ドームにおじゃま。
 元々は『大館樹海ドーム』という名前でしたが、2017年4月より医療器具でおなじみのニプロ株式会社がネーミングライツを取得したため『ニプロハチ公ドーム』に変更となりました。ということでググるときは旧名で調べたほうが情報量は多いかと思いますし、話するなら「樹海ドーム」の方が今でも通じると思います。

 芸術選奨、グッドデザイン賞、松井源吾賞、日本芸術院賞、BCS賞…当時は国内の建築賞を総ナメにするほどの評価を受けた伊東豊雄氏傑作のひとつです。

建物

 純白のシェルマカロニのような美しいドームと、どっしりとしっかりとした鉄筋コンクリートの基礎と低層部分の主に2つから成っています。
 上空からの写真はありませんが、Google Mapsの衛星写真で見ると、しっぽの生えたたまご型の貝が水に寄り添うような姿に見えるデザインがちょっと可愛らしい。
The facade of Nipro Hachiko Dome (ニプロハチ公ドーム)

 というよりか築20年以上経つのに屋根が真っ白ですごくきれいなのに一番驚いたかも? 
Details of dome, Nipro Hachiko Dome (ニプロハチ公ドーム)

 RCの部分はもうそれはそれはとにかく頑丈そうな造り。
Details of Nipro Hachiko Dome (ニプロハチ公ドーム)

 入口付近。このあたりはちょっと時代を感じますね。
Exteior view of Nipro Hachiko Dome (ニプロハチ公ドーム)

 中に入ると本当に木の構造! ドームは178×157mの楕円形もありますがまさか木だけで支えられるとは。
 そして意外と明るいことにも驚かされます。というのは屋根に使われた透光率の高い屋根膜の素材のおかげ。素材的にもかなり軽量な印象を受けるので、このあたりの工夫があってこその木造ドームなのですね。
 樹齢60年生以上の秋田杉を約25,000本も使用しているそうです。
Indoor view of Nipro Hachiko Dome (ニプロハチ公ドーム)

 構造を望遠で撮ったものです。木造とはいえどさすがにサイボーグみたいに合間合間に鉄分たっぷり。これは仕方がないですけどね。
Structures of Nipro Hachiko Dome (ニプロハチ公ドーム)

The huge shell. Pritzker Prize Architecture 2013 winner Toyo Ito’s old works. Too big, too simple!


ギャラリー

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建物概要

Nipro Hachiko Dome (ニプロハチ公ドーム).
Architect : Takenaka Corporation, Toyo Ito And Associates (設計:竹中工務店、伊東豊雄建築設計事務所).
Contractor : Takenaka Corporation (施工:竹中工務店).
Completed : 30 June 2997 (竣工:1997年6月30日).
Structured : Reinforced Concrete (構造:鉄筋コンクリート造).
Costs : $ million (総工費:約億円).
Use : Arena (用途:アリーナ).
Height : 170 ft (高さ:52m).
Floor : (階数:).
Floor area : 265,567 sq.ft. (延床面積:24,672㎡).
Building area : sq.ft. (建築面積:㎡).
Site area : 1,409,426 sq.ft. (敷地面積:130,940㎡).
Owner : Akita Prefecture (建主:秋田県).
Location : 1-1 Kamidaino, Odate City, Akita, Japan (所在地:日本国秋田県大館市上代野字稲荷台1-1).
Award (受賞歴) :
芸術選奨 文部大臣賞 (1997)
グッドデザイン賞 (1998)
松井源吾賞 (第8回)
日本芸術院賞 (1998年)
BCS賞 (1999)

施設情報 (Admission)

営業時間:9:00 – 17:00 入館は16:30まで (Opening hours)
休館日:月曜日(休日の場合は翌休日)、年末年始12/29-1/3 (Closing day)
入場料:300円 (Admission fee)

アクセス (Access)

大館駅からバスで行く場合。
【バス】秋北バス 小坂線『小坂操車場』行き
区間:大館駅前 → 大館樹海ドーム入口
運賃:190円
時間:約15分

※2019年2月4日現在の情報。念のため公式サイトをご確認ください。

使用機材

ボディ:SONY α7Ⅱ
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD
マウントアダプター:RAYQUAL NF-SαE

現像:Adobe Photoshop Lightroom
   


参考サイト




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